薔薇の成分たっぷりのローズウォーター

薔薇の成分たっぷりのローズウォーター

薔薇の花びらから作る『ローズウォーター』をご存知でしょうか?

古代から中東では肌の若返りや宗教儀式、食事など幅広くローズウォーターが使われていたといわれ、その一滴一滴に薔薇の香りがギュッと閉じ込められているため、薔薇が持つ癒し効果や美容効果を取り入れやすくシンプルで効果が高いものの一つとして、改めて注目されています。

作り方は写真のように銅製の抽出機に薔薇の花びらを集めて水蒸気をあてて、そこから出来る芳香成分の含まれた蒸気を冷却することで、ローズオイルとローズウォーターが抽出されます。
ローズオイルは、上に浮いて分離された状態でできますが、ローズウォーターよりもわずかな量しかできず、1滴のローズオイルを抽出するのに50本もの薔薇が必要といわれるほど希少なため、高価なものが多いです。
また、この水蒸気蒸留法のほかには、薔薇を水に入れて沸騰させる直接蒸留法もあります。
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ローズウォーターの原料としてよく使われている品種は「ダマスクローズ」で、2万種類以上あるバラの中でも特に香り高く『バラの女王』とも呼ばれています。ダマスクローズの香りは、上品で甘く、濃厚でありながら爽やか。「ダマスク香」ともいわれ、薔薇の代表的なものといっても過言ではありません。
古くから香りの薔薇として栽培され、ローズオイルやローズウォーターを抽出するために商業的に栽培されています。主な産地はブルガリアやトルコで、優しいピンク色をしたかわいらしい春の一季咲き薔薇です。
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薔薇にはリラックス効果や女性ホルモンのバランスを整える働き(生理不順や更年期、PMSの緩和)などが期待されていますので、ストレスをやわらげたい方や心を落ち着かせたい方におすすめです。
リネンウォーターとして、洗濯後にアイロンをかける際の霧吹きに数滴入れてアイロンをかけると、ほのかに薔薇の香りが移ります。ほかにはお部屋の香り付けなど、アイディア次第で様々な楽しみ方ができます。

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