失敗は成功のもと?ジンジャーレモンスライス
今や、オレンジスライスジャムにも負けず劣らずの人気を誇る秋の限定商品『ジンジャーレモンスライスジャム』。
私たちローズメイが、この美味しさにたどり着くまでには、度重なる失敗ばかりの長~い道のりでした…。
一番大変だったのは煮詰め加減。レモンは煮詰めすぎてしまうと煮崩れするほど柔らかくなりすぎてしまい、食感もグニョッとなって美味しく仕上がりません。かと言って、逆に少しでも煮詰めが足りないと、皮は固く、ジューシーにはならず、さらにレモンの皮が持つ独特のエグミが出てしまい、美味しくなくなってしまうのです。
ジンジャー(生姜)も辛味が残り過ぎると、レモンよりも生姜が主張してしまいますし、煮過ぎると反対に風味がなくなってしまい、その厚さや煮詰め作業は繊細なものでした。
この2つの食材の絶妙な煮詰めの時間を探すことは、本当に大変でした。少しの誤差で、味が落ちてしまいますし、また、季節によってレモンの質も異なりますので、常に全ての作業において微調整が必要でした。このようにジンジャーレモンスライスジャムは、材料だけでなく、煮詰める時間や火加減に大きく左右される製品なのです。
どれだけ試作に失敗してきたのか数え切れません。でも、あの時間があったからこそ、皆さまに自信を持ってお届けできる物ができたのだと、今となっては、あの苦しんだ時間すら愛おしく思えるのが不思議です(笑)