たくさん作ったはいいけど、どうやって保存する?手作りジャム
ご近所さんやご友人から、おすそ分けしてもらった新鮮フルーツ。採れたて果実は、とっても美味しくありがたい物ではあるけど、いただく量によっては、「こんなにたくさん食べきれるかしら?」なんて経験をされた方も少なくないのではないでしょうか?
それが野菜であれば、毎日の献立次第でいかようにも消費できそうなものですが、それが果物となると、頭を悩ませる方も多くいらっしゃることと思います。そんな時、ふとよぎるのは、果物が大量消費できる「ジャムにしたらいいんじゃないかしら?」が、大半かと。
そこで本日は、ご自宅で手作りジャムを作る際に、少しでも長~い期間、美味しく楽しめるジャムづくりの秘訣についてご紹介していきたいと思います!
1つ目
手作りジャムを美味しく食べられる期間の長さは、使用する砂糖などの使用量によって変化する「糖度」が深く関係してきます。果実に対して50%の砂糖を使用して手作りジャムを作った場合と、甘さ控えめなジャムにするため砂糖の使用量を少なくした場合では、50%の割合で作ったジャムのほうが日持ちすることになります。
2つ目
手作りジャムを保存する容器は、清潔なものを使用すること。買ってきたばかりだから大丈夫!は禁物です。少しでも手作りジャムを楽しめる日数を多くしたいのであれば、煮沸消毒は、絶対に欠かせない工程となります。これをすることで、早い段階でカビが生えたり、腐敗が進むことを遅らせることができるのです。
3つ目
作ったジャムに手が触れないようにすること。甘い香りを漂わせて手作りジャムが出来上がると、ついつい「どれどれ味見♪」などとしてみたくなりそうなところではありますが、そこはぐっと我慢!手には、あなたの目に見えない雑菌が多くついている可能性があります。せっかく煮沸消毒した瓶も含めて、手作りジャムに間接的にでも、手が触れることのないよう、細心の注意を払いながら瓶詰めすることが大切です。
4つ目
瓶詰めした後の手作りジャムは、しっかりと脱気しましょう。先ほどの煮沸消毒もかかせませんが脱気も大切なポイントです。ビンから中の空気を抜くことで、より長く楽しむことができます。脱気ができているか見分ける方法は、蓋の真ん中がへこんだ状態になることです。脱気前は、内蓋の中心を押すとペコペコし、脱気するとへこんだ状態になりペコペコすることはありません。
【脱気方法】
1.でき上がったジャムが熱いうちに煮沸消毒した瓶に入れる。量は瓶のふちよりも1センチ少ないくらいの量で入れる。
2.蓋を指の先で軽く閉める。ここで軽く閉めると沸騰したとき瓶の中の空気が逃げられるようにするため。
3.煮沸消毒する。瓶を鍋に入れ、蓋から2cm下くらいまで水を入れ、火にかける。沸騰したら弱火にして約15分煮る。ここで中の空気が少しずつ抜ける。
4.蓋がへこんだら成功!煮沸すると蓋がゆるむので、火傷に注意をしながら布巾や厚手のゴム手袋などを使って、瓶を取り出し、熱いうちに蓋をかたく閉め直す。
5.瓶を裏返し、冷めるまで置く。
5つ目
一度、瓶を開封した手作りジャムは、常温保存ではなく、冷蔵で保存するようにしましょう。また、朝食のトーストやヨーグルトで使用する際には、清潔なスプーンですくうようにしましょう。瓶に残っている手作りジャムに、水やパンくずなどの異物が入った場合は、そこからカビが発生しやすくなるため、十分に気をつけましょう!
6つ目
ジャムは常温・冷蔵保存だけでなく、冷凍での保存も可能な食品となります。その場合は、瓶のまま保存してしまうと、体積が増えることで瓶が破裂する恐れがあるのでNG。また解凍した後の手作りジャムは、早めに食べきることが望ましいため、ラップ等で使い切りできる量毎に小分けをし、冷凍保存専用の袋へ。その際には、手作りジャムを作った日付を油性ペンなどで書いておくことをお勧めします!
※使用する果実や材料(生クリームや牛乳などの乳製品)によっては、冷凍保存ができないものもありますので、ご注意ください。
毎朝のトーストやヨーグルトで。一日でも長く、手作りジャムの美味しさを保つためには、愛情のこもったひと手間を惜しまないこと。それが、自然の恵みへの感謝にもつながり、そして自分も、周りの人も、美味しい笑顔にできる最大の秘訣ではないでしょうか♪
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