秋の味覚「さつまいも」

秋の味覚「さつまいも」

先月まではあたたく過ごしやすい気候が続いていましたが、最近はすっかり朝晩涼しくなりました。個人的に、涼しくなると無性に食べたくなる食べ物の一つに「焼き芋」が挙げられます。保育園や学校行事などで、幼少期に芋掘りを体験したことのある方も多くいらっしゃるかと思いますが、自分で掘りだしたさつまいもは、なぜいつも以上に美味しく感じられるのだろう?不思議だな~と子供の頃思っていたものです。

さつまいもの旬はいつ?

さつまいもは8月~11月に収穫されます。収穫された時が旬と思われがちですが、実はさつまいもが美味しく食べられるのは収穫してから2~3か月後といわれています。貯蔵させている間に水分が抜け、甘く美味しいさつまいもへと変化するのだそう。
そのため、10月~1月頃がさつまいもの旬といえます。

さつまいもの保存方法

暑いところも寒いところも苦手なさつまいもは、冷暗所で保存します。適温は10~15℃。冷蔵庫に入れてしまうと低温障害を起こし、早く痛んでしまいます。真冬になると冷暗所が冷蔵庫よりも低い温度になる可能性があるため、その場合は新聞紙で包み野菜室に入れて保存するようにします。18℃を超える夏の暑い日が続くと発芽してしまう恐れがあるためその場合も、さつまいもを新聞紙で包み野菜室に入れておくようにします。

水に触れないように注意

さつまいもは水分に弱く、水分が付着したままにしておくとその部分から痛んでしまいます。泥がついているとついつい洗いたくなりますが、乾かしてから土をはらい保存します。
スーパーなどで購入したものは泥がついていないものを目にすると思いますが、こちらは収穫後に一度水洗いされていることが多いため購入後早めに食べることをおすすめします。

さつまいもの種類

品種によって食感や味が異なるのはご存じでしょうか?それぞれの代表的なさつまいもをご紹介します。

【ホクホク系】
ホクホクとした食感とほどよい甘さが特徴。国内で生産されている多くはホクホク系のさつまいもといわれています。近年焼き芋専門店などでは、ねっとり系の焼き芋が販売されておりますが、焼き芋といえばホクホク系を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

・黄金千貫(コガネセンガン)
さつまいもと言えば紫色の皮をイメージする方も多いと思いますが、こちらのさつまいもは、名前のとおり、白っぽい黄色をしています。芋焼酎の原料として使われていますが、ホクホクとした食感とやさしい甘さから、ふかし芋や天ぷらにおすすめです。

・ベニアズマ
関東地方を中心に栽培されている品種で、繊維が少なめで甘味が強いさつまいもです。
焼き芋や蒸し芋、煮物にしても美味しく、国内での生産量も上位にランクインするので食べたことのある方も多いと思います。「紅あずま」や「べにあずま」、「紅東」などの表記がされる場合もあります。

その他
・高系14号
・鳴門金時
・紅サツマ
・紅こまち
・紅赤
・紅こがね など

【ねっとり系】
ホクホク系よりも粘質で、糖度が高く、ねっとりとした濃厚な甘さが特徴です。
甘さを活かしてスイートポテトなどのお菓子作り、焼き芋や蒸し芋、干し芋におすすめ。

・安納紅
一般的に「安納芋」と呼ばれるさつまいもは「安納紅」を指しています。
鹿児島県種子島の安納地域で栽培されていたことから「安納芋」と呼ばれるようになったそうです。粘り気のあるしっとりとした食感と強い甘みが特徴で、ねっとり系の代表と言えば安納芋を想像する方も多いのではないでしょうか。

・紅はるか
「九州121号」と「春こがね」の掛け合わせで作られた「紅はるか」。収穫後、貯蔵し熟成すると、加熱をした紅はるかは安納芋にも負けないねっとり食感と甘みが楽しめます。掘りたてはやや粉質ですが、蒸し芋にして食べたところ優しい甘みでパクパク食べてしまいました。

その他
・シルクスイート
・クイックスイート
・紅あずま
・ひめあやか
・いもジェンヌ など

焼き芋専門店では、珍しいさつまいもが取り扱われていることもあるので、食べ比べをするのも面白そうですね!

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