お菓子作りに活躍する「ゼラチン」は何で出来ているの?
ゼリーやプリン、ムースなどお作りする時には欠かせない「ゼラチン」は火を使うことなく簡単にお菓子作りが出来るのでとても手軽な材料ですよね。しかし、ゼラチンは何を原料に作られているの?と疑問に思われたことはないでしょうか?
そもそもゼラチンとは?
ゼラチンは動物の骨や皮などに含まれるコラーゲンから採り出した動物性のたんぱく質。
長時間煮え立たせることでコラーゲンの構造が変わり、ゲル化したものが「ゼラチン」と呼ばれています。
増粘安定剤は添加物に分類されておりますので、ゼラチンの安全性は大丈夫なの?と思う方も多いと思います。
食品の衛生上や安全を確保するために作られた食品衛生法によると、ゼラチンは一般飲食添加物に含まれています。一般飲食添加物とは「食品の製造過程や食品の加工や保存目的で使用する物」と定義され添加物ではありますが健康に悪影響のない食品であると食品衛生法で定められています。
ゼラチンの種類と使い方
市販のゼラチンには「板タイプ」と「粉タイプ」を見かけることが多くあります。どちらも水にふやかしてから使いますが、板ゼラチンと粉ゼラチンでは加える水の温度や出来上がりに違いがあります。
板ゼラチンは、あたたかい水でふやかしてしまうと溶けてしまい、1枚の容量が変わってしまいます。分量が大事と言われるお菓子作りにおいては命取りですので、板ゼラチンをふやかす際には冷たい水でふやかすようにします。ふやかしたゼラチンは水を切ってから使います。
粉ゼラチンは、水やぬるま湯を使いふやかします。熱いお湯を使うとダマになることがあります。更に粉ゼラチンをふやかす際には、ボウルに水→ゼラチンの順番で加えます。この順番を反対にしてしまうと、うまくゼラチンがふやけない場合があるので注意が必要です。粉ゼラチンは水でふやかした状態のまますぐに固めたいゼリーやプリンなどに入れて使うことができます。
ゼラチンの歴史
ゼラチンは古代エジプト時代から存在していたと言われています。その頃のゼラチンは食用ではなく、接着剤の役目をもっていたそうです。およそ5000年も前からゼラチンが利用されていたとは驚きですよね!
現代においても座薬やカプセル類などの胃薬剤に利用したり、研磨剤や印刷材料に使用されることもあるそうです。
19世紀後半頃にはイギリスをはじめフランスやアメリカなどでも食用を目的として生産されはじめたと言われております。
遥か昔から伝えられてきたこのゼラチンがあるからこそ、様々なスイーツを楽しむことができていることに感謝し、利用していきたいですね。
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