「生はちみつ」と「はちみつ」の違い
砂糖よりもヘルシーなのに、栄養素が豊富に含まれていることで知られている、はちみつ。
近年では「生はちみつ」という言葉をよく目にすることが多くなりましたが、「生はちみつ」と「はちみつ」の違いについて、今回はご紹介をしていきたいと思います!
生はちみつとは
ミツバチが花から蜜を集め、巣に持ち帰り、貯蔵して出来るものがはちみつです。ミツバチの巣から採った蜜を養蜂家の方が遠心分離機にかけ、加熱処理を行わず、加糖などの成分調整が行われていないものを「生はちみつ」と呼びます。
加熱処理がされていない為、はちみつ本来の栄養素が壊れることなく含まれているので高い栄養価を持つ食品となります。
一般的な「はちみつ」は加熱処理、ろ過処理が行われています。はちみつは45度以上で加熱されると、はちみつの持つ栄養成分が失われてしまいますので、はちみつの持つ栄養成分に期待をされている方には「生はちみつ」がおすすめです。
生はちみつに含まれている栄養成分
主な主成分は、果糖とブドウ糖ですが、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、酵素、有機酸など健康な体を維持するために必要な190種類もの成分が含まれています。
果糖とブドウ糖は単糖類に分類されております。単糖類はそれ以上分解する必要なく消化吸収され、消化器に負担をかけない糖分のことで、エネルギーに変わりやすい特徴があり、疲れた体に元気を素早くチャージしてくれると言われています。
また、殺菌作用があると言われているグルコン酸や、強い殺菌力を持ち過酸化水素を作るグルコースオキシターゼという酵素も含まれているため、喉の痛みや咳が出る時などに昔から活躍してきました。
生はちみつとはちみつを見分けるポイント
商品名に「生はちみつ」と表示されていない場合でも生はちみつである場合があります。
食品メーカーに直接問い合わせる他にも生はちみつであるかどうかを自分で確認できるポイントがありますので、選ぶ際の参考にしてみてください。
●成分表示に「加糖」がされていないかを確認
原材料にぶどう糖加糖液糖や水飴などが含まれている場合は「生はちみつ」ではありません。
また、原材料に、国産はちみつ・精製はちみつなどと記載がある場も「生はちみつ」ではありません。
精製はちみつとは、はちみつから色や匂い、栄養成分を取り除いた甘味料のことです。主に清涼飲料水に利用されています。
日本のはちみつ類の表示に関する公正競争規約によると、
「はちみつ」には、精製はちみつ又はローヤルゼリー、花粉、香料、果汁若しくはビタミンを加えたものを含むとする。
とされています。ですので、商品名としては「はちみつ」と表示しても問題はないため、「生はちみつ」を探している方には注意が必要です。
大きな判断ポイントとはなりませんが、主成分であるブドウ糖を多く含んでいるはちみつは、低い温度で保存されていると結晶化してしまいます。加糖がされていると結晶化することはありませんが、アカシヤ蜂蜜もブドウ糖よりも果糖が多く含まれているため、結晶化しにくい特徴があります。また、アカシヤ蜂蜜の他にもブドウ糖と果糖の割合によって結晶化しないはちみつもあります。
よって結晶化しないからと言って生はちみつではないと言い切れない場合もあります。
赤ちゃんに注意
はちみつにはボツリヌス菌が混入している可能性があります。1歳未満の乳児は消化器官が未熟なため乳児ボツリヌス症を発症する恐れがあり、命に関わる場合もありますので絶対にはちみつを与えないでください。
ボツリヌス菌は熱に強く、通常の加熱では死滅しないため、安全のためにも、はちみつはもちろん、はちみつ入り食品なども与えないように注意してください。
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