美しい薔薇にはトゲがある
「美しい薔薇にはトゲがある」という言葉は、美人を薔薇に例えていて、とても美しい人にもトゲのような部分があり、外見に惑わされると痛い思いをしてしまうこともあるので注意してねというような意味を持っているそうです。
そんな例え話にもでてくる薔薇のトゲ。なぜ薔薇にはトゲがあるのでしょうか?
実は、トゲについては詳しくはまだ解明されていないらしいのですが、つる薔薇は引っ掛かりや絡まりを良くして自身を支えるためとも、草食植物に食べられないように身を守るためともいわれています。
トゲは品種によって違っていて、太いトゲや細いトゲ、上向きなもの、下向きなどさまざまです。
太さや形、量こそ違えど、ほとんどの薔薇にはトゲがありますが、モッコウバラのようにトゲのない薔薇もあります。
モッコウバラの原種はトゲがありましたが、改良されてトゲのない品種になりました。
トゲがなく比較的育てやすいバラなので初心者向きといわれ、お庭を華やかに彩ってくれるので人気があります。
薔薇は、見た目の華やかさと芳醇な香りで人を惹きつける魅力がありますが、トゲがあるからこそ美しさを際だたせているともいわれています。
美しさの中に危険を備えている、そんなギャップに魅了される人も多いのではないでしょうか。