どうしてバラにはトゲがあるの?

どうしてバラにはトゲがあるの?

「美しい花には棘がある」ということわざがあるように美しいバラにもトゲがありますよね。どうしてバラにはトゲがあるのでしょうか?

バラにトゲがある理由

古来バラは「茨」という漢字が使われておりましたが、これはもともと、トゲのあるつる草を指していたと言われています。トゲがあってこそのバラですが、トゲがある理由は今もはっきりと分かっていないようです。しかし、いくつか説があるそうですよ。

1.外的防御のため
草食動物に綺麗で美しいバラを食べられないようにするためという説。系統や品種によってトゲの量や大きさは様々ですがトゲがあることで身を守っていると言われています。

2.茎や枝が倒れないように留め具の役割をしている
バラの原種はつるバラ(※1)やシュラブ樹形(※2)が多く、上へ上へと伸びていく性質を持っています。そのため周りの植物に引っ掛けるためにトゲがあるのではないかと言われています。

(※1)つるバラ・・・枝をつる状に伸ばす品種のこと
(※2)シュラブ樹形・・・アーチ状に樹形を持つものや、横に枝を長く伸ばすものなどの、つるの性質を持っているもののこと

3.暑さをしのぐため
トゲがあることで表面積を増やし、風が吹いた時に温度を下げ、暑さをしのいでいるのではないかと言われています。

今はまだはっきりと分かってはおりませんが、今後、バラにトゲがある理由が解明されていくのかどうか楽しみですね!

トゲの少ないバラ

人工的な交配によって作られたバラのことを「園芸品種」と呼ばれています。新しい品種が誕生したり、淘汰されたりを繰り返しているため、正確な数は分かっておりませんが、現在2万種を超えるほど多いそうです。園芸品種が誕生したことで、トゲの少ないバラも存在するようになりました。

「モッコウバラ」
枝にトゲがほとんどないことが最大の特徴といわれています。さらに枝がしなやかなので誘引しやすく、トゲが苦手な方でも育てやすい品種。白花と黄花があり、1870年に最初に発見されたモッコウバラはスミレに似た香りがある白花の八重咲きだったそうです。

「スパニッシュビューティー」
一季咲きでつるバラの名花と呼ばれています。ピンク色の花弁が可愛らしく、ダマスク系の甘い香りを楽しめます。新梢(比較的新しく伸びた枝のこと)はよく伸長するため、トゲはありますが扱いやすいバラ。

「つるサマースノー」
フリルのような白い花弁が大変美しい品種です。花つきがとてもよく、トゲがほとんどない枝は誘引がしやすいといわれています。ハダニに注意が必要です。

「ドンファン」
四季咲きで、3~4輪の房咲き。時期によって濃淡が変わりますが濃い時にはベルベッドがかった赤色の花弁で美しい姿を見せてくれます。トゲが少ない赤いバラをお探しの方におすすめ。

バラを栽培してみたいけど、お子様がいるからトゲが心配・・・と感じている方でもトゲの少ない品種からはじめてみるのも良いかもしれないですね。

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