栄養価の高い花野菜・菜の花
3月~6月頃に旬を向かえ、春を告げる野菜のひとつである「菜の花」。
つぼみの時期だけ味わえる、ほろ苦さと香りが魅力で、春の風味を楽しめます。
菜の花は切花や植物油の原料にもなる緑黄色野菜で、カリウムや鉄分などのミネラルやビタミンが豊富なほか、カロチンもピーマンの5倍とたっぷり含まれているそうです。
カロチンは体内でビタミンAに変化し、肺の粘膜を守り傷んだ粘膜を再生してくれる働きがあることが知られています。ビタミンAは視機能の改善や皮膚・粘膜を健康に保つなどの作用をもち、肌荒れや視力の低下などが気になるときは、積極的に取り入れたい食材のひとつです。
菜の花といえばおひたしですが、加熱しすぎると水溶性ビタミンがなくなりやすいので、煮すぎないのがおすすめです。沸騰したお湯に塩を少し入れ、茎のほうから入れて茹でます。茎は1分、葉は30秒ほどで手早く茹で、冷水にとって冷ましすぐ水気を絞って盛り付けます。
ゆでた菜の花を辛子や醤油で和えた辛し和えも定番レシピです。
新鮮な選び方…茎や葉がシャキッとしており葉っぱの緑が濃いもの。なるべく花が咲いていないつぼみのもの
保存法…ラップに包んで冷蔵庫へ保存します