さつまいもを甘くする方法
10月頃になるとさつまいもが収穫され始めます。
肌寒くなるとホクホクのお芋が恋しくなりますよね。
いざ食べたら、なんだか甘くない…ということありませんか?
実はさつまいもは、収穫直後は甘みが少ないことがあるのです。
乾燥させて少し寝かせると甘みが増すので、
秋に採れたさつまいもは冬になるとおいしくなるといわれています。
貯蔵の仕方にもポイントがあります。
水気があると腐りやすいので新聞紙に包んで冷蔵庫ではない涼しいところで乾燥させます。
収穫後は2週間ほど置くと甘くなるそうです。
また、調理法によっても甘みが増す方法があります。
アミラーゼというでんぷん分解酵素がさつまいもの甘さに作用しているのですが、
ゆっくり加熱することで糖度がUPします!
それでも甘くならないさつまいもは、砂糖を加えてスイートポテトや、
調味料を入れてコロッケやポテトサラダなどに調理するとおいしく味わえますよ。
甘さに定評があるのが種子島の特産「安納芋」です。
水分が多く、焼くと蜜たっぷりのねっとりとした黄金色の身になります。
糖度が高く焼くと40度前後もあるそうです。
さつまいもは栄養豊富で体にもうれしいことばかり。
イモ類の中ではビタミンCはさつまいもが一番豊富!
また、ビタミンCは水や熱に弱く調理方法によっては体内に吸収しづらいのですが、
さつまいもはでんぷんに包まれているため、加熱しても壊れにくいのでビタミンCを摂取しやすいです。
食物繊維が豊富で、便秘解消に欠かせない食材でもあります。
栄養たっぷりな秋の味覚をおいしくいただきましょう。
新鮮な選び方…ふっくらとして光沢がある濃い紅色。硬い根があると繊維が多いため、毛穴が深くないもの。
保存法…冷蔵庫ではなく冷暗所で保存。