家庭でできる「食育」
前回「食育」について触れましたが、実はそんなに難しく考えなくても、家庭でも「食育」が実践できます。
「食」についての学べるチャンスは日々の食事や生活にいっぱいあります。
例えば、
小さなお子さんにとっては、食べ物について興味を持つことも学びの第一歩となります。
食べ物を題材にした絵本もたくさんありますので一緒に読んでみたり、
スーパーなどでも、このお野菜は何かな? この果物はなにかな?
今日はどんなお魚があるのかな?と聞いてみたり、
調理中にも野菜を触らせてみたり、切ってるところを見せたり…、
お野菜も生で食べた時と茹でた時の味の違いなど、親子で楽しみながら知識を身につけることができますよ。
また、料理や食器並べなどのお手伝いでは食文化を学べるチャンス。
お箸で食べる料理のとき、フォークやナイフで食べる料理のときなど、和食や洋食の違いが自然と経験できます。
また、日本ならではの文化といえる「いただきます」と「ごちそうさま」。
この言葉には、命の尊さや食事への感謝の気持ちが込められています。
ただの習慣ではなく、意味を伝えることで心を育てる役割もあります。
春夏秋冬のはっきりした日本では、季節によっても旬の食材について知れるうえ、正月や節分、桃の節句、端午の節句などの伝統行事も食に深く関わりがあります。
なので、意識しなくても一日三回、四季折々の「食」について学ぶ機会はたくさんあります。
楽しみながら学んでいきたいですね。