栄養豊富な畑のキャビア「とんぶり」
見た目がキャビアにそっくりなため、別名“畑のキャビア”といわれる「とんぶり」をご存知でしょうか?
「とんぶり」はアカザ科のホウキ草の実で、秋田県大館市が生産量日本一となります。
9月~11月頃になると、実がなったホウキ草を刈り入れて収穫します。
収穫した後は実を乾燥させた後に煮込み、水に浸してから果皮を取り除くという工程があります。
細かい実から丁寧に皮を取り除く地道な作業を経て出来るのが、1~2ミリほどの小さな淡い緑色をした「とんぶり」です。
ホウキ草や実を食用としたことは中国から伝来したものといわれ、
中国(唐)から伝来したはたはたの卵「ぶりこ」のようなものとして「とんぶり」と呼ばれるようになったといわれています。
キャビアはチョウザメの卵ですが、畑のキャビアと呼ばれるのは、その見た目が似ているからだそうです。
とんぶり自体は味や風味がほとんどなく、プチプチとした食感を楽しめます。
秋田では、長いも料理ととんぶりの組み合わせで食べられることが多く、まぐろの山かけや、とろろに入れたりします。
<とんぶりの栄養は?>
このホウキ草の実を乾燥させたものを中国では地膚子ともいい、漢方では強壮強精薬、利尿効果などが期待され用いられていたようです。
古くから漢方として使用されているだけあり、この小さなプチプチには栄養がたっぷり。
薬味のような感覚で食べられることが多いのですが、
貧血予防にもなる鉄分、むくみに効果があると言われているカリウム。
またβカロテンや葉酸、食物繊維も含むなど、女性には嬉しい栄養豊富な食材なのです。
中性脂肪を減少させる作用やアルコールの吸収を抑えて肝臓機能の増強などに働くサポニンが含まれているので、お酒のおつまみにもぴったり!
<とんぶりの食べ方>
クセがないので幅広い料理に利用でき、納豆や玉子ごはんにいれたり、マヨネーズにとんぶりをいれてサラダとして野菜と和えたりと、さまざまなお料理にいれて味わえます。
お刺身のつまに添えて一緒に食べると触感も楽しむことができますよ♪
秋田のスーパーでは、小分けパックや真空パックで販売され、
賞味期限は約2週間ほどです。冷凍保存も可能だそうです。
とんぶりは10月頃から店頭に並びますので、
この時期は新米のほかほかごはんに、とんぶりをたっぷりと少しのお醤油をたらしてパクリ…プチプチ食感がやみつきになりますよ♪
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