冬の風物詩「氷柱」

冬の風物詩「氷柱」

雪深いことで有名な秋田では、冬の寒い時期になると家の軒下などに出来る「氷柱(つらら)」を良く目にします。氷柱は、屋根に積もった雪が、太陽や家の暖房によるあたたかい熱によって溶かされ滴り落ちる水が、夜になり外気温が低くなるにつれて凍ることで出来ます。それを繰り返して出来た氷柱は数センチから大きいもので数メートルとなるものもあります。
一般敵には「つらら」「ひょうちゅう」と呼びますが、秋田県内陸部では「しがっこ」と呼ぶこともあります。

「しが」とは氷のことを意味します。秋田弁では言葉の語尾に「○○っこ」と付けることが多く、「しがっこ」も例外ではありません。

自然の芸術品

湯沢市にある小安峡温泉大噴湯周辺では「しがっこまつり」というイベントが2月上旬頃に行われます。小安峡にできる巨大な氷柱をライトアップし、会場内では氷の彫刻を見ることができたり、からだ温まるメニューを味わえ、イベントのフィナーレには音楽に合わせて花火も上がり、雪景色に広がる幻想的な雰囲気を楽しむことができます。
公式ホームページを見ると「小安峡に、恋をしよう」というキャッチコピーが印象的です。
小安峡の名所である大噴湯が綺麗に見られる春、深緑と青空の中で朱色の河原湯橋が目を引く夏、黄色や紅色に染まり紅葉が美しい秋、氷の世界が広がる冬と四季折々の姿を楽しむことができる小安峡にぴったりなキャッチコピーだなぁと個人的には思いました。
2022年の「しがっこまつり」の開催につきましては、現在発表はされておりませんが、開催されましたら自然の芸術品「しがっこ」を見に行きたいと思います。

童謡「どじょっこ ふなっこ」

ご存じの方も多いと思います童謡の「どじょっこ ふなっこ」
なまりに溢れた歌詞ですので、てっきり秋田県民の方がつくられたのかと思っていましたが実は、当時玉川学園の音楽教師であった岡本敏明さんが秋田の金足西小学校を訪れた際に、余興として金足西小学校の先生が「どじょっこふなっこ」を詩吟調で披露したことがきっかけで誕生したそうです。この歌詞の中にも、「しがっこ」が登場します。

はるになれば しがこもとけて
どじょっこだの ふなっこだの
よるがあけたと おもうべな

(春になれば氷も溶けて どじょうやふなも 夜が明けたと思うよね)

という意味の歌詞です。
秋田に伝わる民謡で利用者をおもてなししようという心配りから、この「どじょっこ ふなっこ」が秋田県JR追分駅で2019年6月から到着メロディーとして使われています。
追分駅を利用する機会がありましたら是非、耳を傾けてみてくださいね。

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