ふぐの食中毒にご注意を!
冬はふぐがおいしい季節。
11月~12月はふぐが旬な時期。
1月~3月頃になると産卵期を向かえクリーミーな白子や、
ふぐ鍋、ふぐ刺しなど、冬の味覚を楽しめます。
日本の代表的な和食料理として外国人にも人気です。
私も和食屋にて食したふぐ料理のあまりの美味しさに、ふぐの虜になったことがありました。
しかし、ふぐの内臓などに猛毒「テトロドトキシン」があるため、
調理するのは、ふぐ調理師免許を持った人でなければなりません。
ふぐ中毒は、自分で釣ってきたふぐやもらったふぐを自分や免許のない人が調理した場合が多く、
昨今、飲食店やスーパーで販売していたふぐに毒のある部分が含まれていたという事例がありました。
毒は、ふぐの種類によって違いはありますが、肝臓や卵巣などの内臓のほか、皮や筋肉にも含まれていることもあります。
また、熱や酸にも強く、加熱したり水にさらしても分解されないそうです。
ふぐの歴史は古く、日本人がふぐを食べ始めたのは縄文時代と言われています。
当時からふぐには毒があるとは言われていたのですが、どこの部位に毒があるかは定かではなかったようです。
危険だと分かってはいても食べられてきているのは、ふぐが美味しいからですよね。
そんなふぐを食べ中毒死する人が増えたため、豊臣秀吉により『ふぐ食禁止の令』が出され、その後の江戸時代でも、
武士に対しては特にふぐを食べることを禁じ、食したものへは厳しい処分が下されていたそうです。
その後、1888年に伊藤博文によって解禁され食されるようになりました。
<ふぐ中毒の症状>
呼吸困難や痺れ、麻痺などの症状を引き起こし、短時間で死に至る場合もあるほど毒性が強いので要注意です。
治療薬がなく医療機関では対処療法になるそうです。
<ふぐの豆知識>
一般的にはふぐと呼ばれていますが、ふぐ料理の本場と言われている山口県の下関では
幸福の福を招くようにと「ふく」と呼ばれているそうです。
ふぐの呼び方は他にもあり、大阪府では当たると死ぬという意味から鉄砲にかけて「てっぽう」、
高知県では猛毒のため亡くなった人を寝かせる北枕にかけて「キタマクラ」と不吉な名で呼ばれているそうです。
旬のふぐを味わうためには、自分では調理せず、
専門の調理師免許を持った方が調理したものを食べるように気をつけましょう。
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