いまが旬のフグ!でも気になるのが…

いまが旬のフグ!でも気になるのが…

こんにちは、ローズメイの高橋です。

今日は「立冬」です。
朝晩冷え込む日が増えて日に日に寒さが深まりだし、この頃から冬の気配が立ち始める日といわれています。

寒くなって温かい料理や鍋料理が恋しい季節になってきましたね。

いろいろな鍋料理がありますが、今回は気を付けてほしい鍋の食材「フグ」のお話し。
フグは「秋の彼岸から春の彼岸まで」が旬といわれており、いまが旬の魚です。
上品な味わいと旨みが人気でフグ鍋やフグ刺しで食べられています。

でもこのフグ、種類によっては危険なものをもっていることはご存知でしたか?

それは…、毒です。
フグは毒のある魚として有名で食べる際に気を付けなければいけません。
フグの毒性は同じ種類であっても漁獲海域により大きく異なり、季節によっても変化し、個体差も相当にあります。

<フグの毒素>
フグ毒の本体は「テトロドトキシン」という毒素になります。
これは多くの種類のフグがもつ毒の成分で猛毒になります。
食べると体がしびれ、重症になると呼吸ができなくなって死亡することも…。
毒は加熱したり水にさらしても消えませんので、毒の部位についてきちんとした知識を持った専門のフグ調理の資格をもった人が調理することが決められています。

主なフグ毒は「テトロドトキシン」になりますが、「サキシトキシン」という毒が微量に含まれている場合もあります。これは、貝類にも含まれていて、食中毒の原因や神経を麻痺させることがあります。

毒性の強さはフグの種類や部位によって異なりますが、一般には肝臓、卵巣、皮の毒性が強いといわれています。なので、種類によって食用可能な部位は異なるそうです。

この毒についてのメカニズムはいまだ解明されていないことが多く、養殖のフグでもテトロドトキシンが保有することが分かっているそうです。

フグ中毒の7割は家庭で発生していて、釣ったりもらったりしたふぐを家庭で調理したことが原因に…。

ふぐにはこんな迷信があります。
・小さいフグは毒が少ない⇒×
・水洗いで毒が抜ける⇒×
・舌にのせて痺れなければ大丈夫⇒×
・加熱すれば大丈夫⇒×
・養殖フグは内臓も食べられる⇒×
などです。

これらは迷信や誤解で、大丈夫ではありませんので特に気を付けてください。

<中毒症状>
食後20分から3時間ほどでしびれや麻痺が起こる。唇から手足、全身に麻痺が広がり重症になると呼吸困難に!

フグ中毒の治療法や解毒剤は今のところなく、嘔吐や麻痺などの症状が表れた場合はすぐさま医療機関へ。

<フグの産地>
フグの産地として知られる山口県下関市にはフグ料理屋さんが多くありますが、漁獲量では石川県がトップで山口県は第4位となっています。

養殖のフグの流通も増えており、養殖量トップは長崎県が断トツです。
ぷりぷりとした食感や旨みはフグならではの味。
いまが旬のおいしいフグを味わう場合は、免許のある方がしっかり調理したお料理で楽しむのが安心できると思います。

また、秋田県でもフグが水揚げされ、秋田沖は北限の産地として、隠れた人気を誇ります。
秋田フグは、産卵期となる5月のゴールデンウィークから6月にかけて水揚げのピークを迎え、この時期のフグの白子には定評もあります。
秋田県秋田市にある土崎では「土崎みなと ふくまつり」が行われ、地元の飲食店がフグが水揚げされる6月、10月に開催しています。その頃に秋田にお越しの際は、秋田のフグも味わってみてくださいね。

このほか、魚の中でも食べられる魚とそうでない魚があります。
魚釣りなどで、見慣れない魚を釣った時は安易に食べずに注意しましょう。

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