ツタンカーメンも愛したハチミツの歴史
こんにちは、ローズメイの高橋です。
秋の収穫の時期を終えると冬に備えて作物や果実を保存するために、昔の人たちは保存食を作ってきました。
食べ物が簡単に手に入りやすい現代と違い、収穫した果実や作物を長く保存することは大切な問題。食物によって保存方法も様々で、熱を加えたり、乾燥させたり、塩やハチミツに漬けることで、作物が腐りにくくなるということが生活の知恵として次第に分かるようになりました。
ハチミツが愛されてきた歴史
果実をハチミツに漬けるとおいしいというのもありますが、保存のために利用されるようになったのは、どのくらい前からか分かりますでしょうか?
ハチミツと人類との歴史は長く、1万年前からともいわれ、紀元前よりミツバチの恩恵を受けていたことが判明しています。スペインにある紀元前6000年頃の壁画にミツバチやハチミツを採取している人の姿が描かれているのが発見されたほか、古代エジプトでは、紀元前の遺跡に養蜂をしていた版画が残されていたり、ミツバチのマークが多数描かれた遺跡があるそうです。また、エジプトではハチミツは太陽神ラーの涙から創造されたものだと考えられていました。「ラー神の涙が地上に落ち ミツバチに姿を変えた ミツバチはその巣を造り あらゆる種類の花を忙しく訪れた そしてロウが作り出され ハチミツもラー神の涙から創造されたのだ」という記述があるそうです。このことから、ハチミツはありがたく神聖なものだったことが窺えますよね。
このような大昔の遺跡にも残されるほどなので、古くから人々の生活に根付き大切な代物として扱われていたのではないでしょうか。砂糖のない時代、甘くておいしいハチミツは神様へのお供え物や有力者への献納物、儀式にも使われる貴重なものだったそうです。また、副葬品としてツタンカーメンのお墓からも蜂蜜を入れたツボが発見されたり、ハチミツと水で作る最古のお酒「ミード」はクレオパトラも美容と健康のため飲んでいたという逸話も…。このほかにも傷の手当などの薬用としても使われていたそうです。
7世紀頃になり砂糖が出回り始める前は蜂蜜を使ったジャム作りや天然の甘味料として幅広く利用されてきました。
今では手に入りやすくなりましたが、ハチミツが珍重されてきた歴史を知ると、古代エジプトの人たちも嗜んだであろう貴重なハチミツを思いを馳せながらしっかりと味わってみたくなりました。特にハチミツを使ったジャムは当時の味わいを感じられるのではないでしょうか?
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