新玉ねぎと玉ねぎの違いとは?
玉ねぎは通年手に入れることができますが、春先になると新玉ねぎが登場します。
玉ねぎと新玉ねぎはどのような違いがあるのでしょうか?
春に登場する新たまねぎは白っぽく薄い皮で、中は白くてやわらかいのが特徴です。
辛味が少なく、甘みがあるので生のままサラダなどに向いています。
玉ねぎは、茶色っぽい皮で新玉ねぎよりも乾燥していて硬く、辛味があります。加熱すると辛味が減り甘くなるので煮込み料理におすすめです。
玉ねぎは収穫後に保存性を高めるため乾燥させてから出荷しますが、新玉ねぎは早取りで収穫後すぐに出荷されるため、水分が多くやわらかく日持ちはしません。
また、品種にも違いがあり、一般的な玉ねぎは「黄玉ねぎ」、新玉ねぎは「白玉ねぎ」が多く出回っています。
玉ねぎは古くから体を温めたり、疲労回復や滋養強壮の食物としていわれていましたが、新玉ねぎと玉ねぎ、栄養の違いはあるのでしょうか?
実は栄養面ではそんなに違いはないようなのですが、食べ方によって摂取できる栄養に変化がでるようです。
玉ねぎにはニンニクなどにも含まれる「硫化アリル」という成分が豊富に含まれています。
特有の匂いや刺激の元ともいわれ、血液をサラサラにしたり、血流の改善や新陳代謝を活発にすることなどが期待されているそうです。
硫化アリルは水溶性なので、長時間水にさらすと水分に溶け出す性質をもっているそうなので、新たまの場合は生のまま食べられるサラダにするか、玉ねぎはスープや味噌汁がおすすめです。
また、硫化アリルはお肉などに含まれるビタミンB1の吸収を助けてくれる役割もあり、ビタミンB1が多く含まれる豚肉と一緒に炒めて食べると疲労回復などに役立つそうです。
玉ねぎを切ると涙や鼻水がでて困る場合は、切る前に冷蔵庫に入れたり、水洗いをしてから切ると刺激が少なくなるそうなので、お試しください。
新鮮な選び方…身が締まっていて固さがある。芯が閉じていて皮が乾いて光沢のあるもの。
保存法…冷暗所かネットにいれて日陰に吊るす。新たまねぎは傷みやすいので早めにどうぞ。