燻製の風味がたまらない秋田の漬物「いぶりがっこ」
パリパリとした食感と燻製の香りが口に広がる漬物「いぶりがっこ」。
秋田弁で漬物のことを「がっこ」と呼び、いぶした漬物で「いぶりがっこ」と呼ばれるようになりました。
食卓のお供やお茶請けにと、昔から愛される秋田の郷土食です。
毎年大根が収穫される11月から12月頃になると「いぶりがっこ」作りが始まります。
たくあんを漬けるために、大根を天日干しするのですが、
雪国のために外で十分に干すことができなかったため、室内で干されるようになりました。
囲炉裏の上に大根を吊るして囲炉裏の火で燻すので、
表面は茶色い色合いになり燻製の香りの付いた漬物が作られるようになったのが始まりとされています。
昔は家庭でいぶりがっこ作りがされていたそうですが、
現在は作り手も少なくなり、囲炉裏ではなく燻製する小屋などで行われる場合が増えました。
檜や桜の木などで5~7日ほど燻した大根は
米ぬかやざらめなどに2ヶ月ほど漬けて完成します。
秋田では道の駅やスーパーなどにも売っており、作り手によって甘さや風味などの違いがあって、自分好みの味を見つけるのも楽しみのひとつです。
<おすすめの食べ方>
いぶりがっこはそのままはもちろんですが、クリームチーズとも好相性!
上の写真のように切ったいぶりがっこに一口サイズのクリームチーズを乗せ、
そこに黒コショウとオリーブオイルをまわしかけると、簡単おつまみが完成です。
いぶりがっこをみじん切りにしてクリームチーズと和えてパンやクラッカー、生野菜のディップにしたり、ポテトサラダにいれてもおいしいですよ。
県外の居酒屋でもメニューとして出しているところもあるそうです。
秋田県横手市ではこのいぶりがっこの出来栄えを競う「いぶりんピック」が毎年2月に行われています。
いぶりんピックは生産者がいぶりがっこの出来栄えや漬け方を話す交流と技術・品質の向上のために行われています。
出来栄えを競うというだけあり、審査員によって味、香り、見た目、歯ごたえなど審査されます。
受賞者のいぶりがっこは数量限定で直売所や道の駅などで販売されたりするようですよ。
もし「いぶりがっこ」を見つけたら一度食べてみてはいかがでしょうか?
甘じょっぱくてスモーキーな風味にはまると思いますよ♪
<いぶりがっこ作りの様子>
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