ラ・フランスだけじゃない!洋梨の種類

ラ・フランスだけじゃない!洋梨の種類

9月に入り、過ごしやすい気温の中、稲穂が日に日に首を垂れ、辺り一面が黄色の絨毯をしきつめたような風景となったと思ったのもつかの間。立派に実った稲が、どんどん刈り取られていく様子を目にすると「実りの秋」を感じずにはいられませんね。
秋といえば「食欲の秋」、「読書の秋」、「スポーツの秋」など様々な〇〇の秋がありますが、果物好きな私にとって一番の楽しみは、やはり旬の果物が増える「実りの秋」です。
イチジクやブドウ、柿、りんごなど秋に旬を迎える果物はたくさんありますが、その中でも幼少のころにはじめて口にした洋梨の味は今でも忘れられない思い出です。

洋梨とは

梨には「和梨」「洋梨」「中国梨」の3つの種類があります。
ヨーロッパ原産のバラ科ナシ属の果実のことを洋梨、または西洋梨と呼びます。
洋梨だけでも世界で約4000種類もの品種が存在すると言われています。洋梨と言えば「ラ・フランス」が有名ですが、日本では他にも「バートレット」や「ル・レクチェ」などの様々な品種が栽培されています。日本国内で栽培されている品種は約20種類ほどあるそうです。

和梨と洋梨の違いは?

和梨は丸みが強く球体に近い形で、みずみずしくシャリシャリした食感ですが、洋梨はやや縦長でお尻が大きく丸い形をしています。甘みと香りが強く、ねっとりととろけるような柔らかな果肉が特徴です。
秋から冬にかけて旬を迎える洋梨ですが、品種によって食べごろの時期が異なります。和梨は木で完熟したものを収穫し出荷することができますが、洋梨は収穫後、甘さや柔らかさなど、より美味しくなるために一定の期間保存しておく「追熟」と呼ばれる工程が必要な果物になります。

日本で栽培されている主な品種

・ラ・フランス
名前に入っているとおり1860年頃にフランスで発見された品種。ゴツゴツとした見た目で、とろけるような舌触りと香り豊かなラ・フランスは「洋梨の女王」と呼ばれています。
日本では一番多く栽培されている品種のため、知名度もあり、洋梨=ラ・フランスを想像する方も多いと思います。
ラ・フランスは、水分が多く湿った気候を好むため1年を通して暑すぎたり寒すぎたりせず、乾燥しているフランスの気候には適していないことや、栽培が難しく、手のかかることからフランスが原産でありながら、現在、栽培はほとんどされていないのだそうです。

・バートレット
1770年頃にイギリスで発見された品種。世界で一番多く栽培されている品種でもあります。
洋梨の中でも特に濃厚な香りが特徴で、果汁たっぷりのジューシーさが特徴です。果皮は黄緑色で黄色に変わると熟したサイン。
アメリカのワシントン州でバートレットの枝変わりとして発見された果皮が赤い「マックスレッド・バートレット」もあります。味はバートレットとさほど変わりませんが程よい酸味があります。

・ル・レクチェ
1880年頃にフランスで交配された品種。「西洋梨の貴婦人」や「幻の西洋梨」などと呼ばれており濃厚な甘みと酸味、熟すと果皮が綺麗な黄色に変わり芳醇な香りが強まります。洋梨の中で最も栽培が難しいと言われており、ラ・フランスと同じくフランス生まれのル・レクチェも現在フランスではほとんど栽培されていない品種なのだそうです。

・マルゲリット・マリーラ
1870年頃にフランスで発見された品種。洋梨の中では最も大きく400~800gになる大玉の品種です。果汁が多くクセのないさっぱりとした優しい味わい。発見者のマリーラ氏に由来してつけられた名前だといわれています。

・バラード
山形県園芸試験場でバートレットとラ・フランスを掛け合わせて作られた品種です。
果汁たっぷりのジューシーさで甘さ控えめのすっきりとした味わい。果皮が緑色から黄色に変わると食べごろです。
バートレットの「バ」、ラ・フランスの「ラ」を取ってつけられたそうです。

生の洋梨をカットしてそのまま食べるのはもちろんですが、たくさん手に入った場合はジャムやコンポートにすることで保存期間も長くなり、パンやヨーグルトのお供、お菓子作りにも活用できるのでおすすめです。品種によって食感や甘みも違いますので、食べ比べてお好みの洋梨を見つけてみてくださいね♪

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